共通ルート第二章part1より一部抜粋


 キャラクター名や設定等は前企画のものを使用しており、

今回の企画に関わりないものですが、

部分部分使用している箇所もございます。

基本的にここで公開されているシナリオは前企画にてお蔵入りした物

今回公開したシナリオは『本文(仮)』である。

企画自体『ゲーム』と制作している為、選択肢によって

ストーリーが変わるという事を表したシナリオである。

シナリオライター曰く

『選択肢②は苦手な表現だったけど、選択肢③は楽しく書いた』

との事。


 

☆拠点外へ。街を散策する

 街の描写

 ◎選択肢

 ①何か魔力の気配がする(裏路地に入る。魔道具の店を発見。)

 ②広場の方へ行ってみる(アルマと遭遇。)

 ③大通りへ出る(邪セイバー陣営と遭遇。)

 

 

 

 ①を選択

 変な魔力を感じ、その違和感を頼りに裏路地へ入り追ってみると

 魔道具を販売している店へと辿りつく。

 その店では黒いフードをかぶったおばあさん?が店主をしており

 剱介に魔道具を勧めてくる。今回は会話だけで終了。

 後のランサーイベで必要な布石。

 


 

 ②を選択

 広場へ出てみると、声をかけられる。

 そこにはカジュアルな格好をした青年に声をかけられる。

 魔術師ではないが、それに近い魔力を感じると言われ警戒する。

 青年は自分も魔術師であなたの味方だと言う。多少会話。

 剱介が少し困惑している中、

 青年は『すぐまた会えますよ』と言い残し離れていく。


 青年が広場から離れると、近くのクレープ屋へと向かい

 その近くで座って美味しそうにハムハムとクレープを食べている

 少女へと近づき向かいへと座った。

 

 少女『ハレとナヒハナヒヘハホ?』

 少女は向かいに座った青年にクレープを頬張りながら言った

 青年『口に物を入れたまましゃべっちゃダメだよ』

 少女『ゴクン 誰と何話してたの?』

 少女は頬張っていたモノを飲み込み再び言う

 青年『味方さんとちょっとお話をね』

 青年は少女の口の端についているクリームを指で拭う

 少女『アリガト。ってことは聖陣営の人?』

 少女は首をかしげる

 青年『そうだよ』

 少女『ふ~ん』

 少女は最後の一切れを口へと運び、のどへと通す

 青年『ところで僕のクレープはどこかな?』

 少女『クリームが溶けそうだから食べたよ』

 少女は悪びれもなく言った

 青年『まったくもう...美味しかったかい?』

 青年は仕方ないという感じで笑む

 少女『うん。とても美味しかったよ』

 少女は青年の質問にしてやったりの笑みで返す

 青年『......ま、いっか』

 そう言って青年は腰を上げる

 青年『ほら、行くよ』

 青年は少女に手を差し出す

 少女『ありがと。』

 少女は差し出された手を支えに腰を上げる

 少女『ねぇ、次はどこに行く?』

 青年『どこに行こうか...』

 青年と少女は並んで歩き街の人々の中に消えていった

 

 

 

 ③を選択

 大通りに出てみると、

 遠くにパンクな格好をした青年に少女が絡まれているのを目撃する。

 少女を助ければ、お礼としてエロ行為を求めても許されるだろうという考えで

 少女を助けることを決めた剱介。

 

 青年『なぁ...良いだろ?』

 そう言って、青年は壁をついている腕の方とは違う右手で少女の肩に触れる

 少女『ダメだよぉ...』

 青年『そんなつれない事言うなよ...な?』

 少女『だ、だってぇ...』

 青年『大丈夫。優しく手加減するから...な?』

 青年の言葉に瞳をうるわせ下を向く少女。そこに

 剱介『おい!良い加減にしろよ、彼女嫌がってるだろ!』

 剱介は少女の肩に触れている方の青年の腕をつかむ

 青年『うん?』

 剱介『男としてその気持ちはすっげぇわかるが...みっともねぇぜお前!』

 青年『えっ?えっと...あの』

 剱介『理由なら後でたっぷりその子とヤってから聞いてやるぜ...

    お前を殴り飛ばした後でなぁっ!!』

 青年が困惑しているのをよそに剱介は右腕を引き振りかぶる

 少女『ダメです!』

 そこに少女が出てくる

 剱介『どきな御嬢さん、こんな悪党はこの俺様がおいはらって...

 少女『サクマに手を加えないでください!』

 少女は青年に抱き着く

 剱介『はぇっ?』

 

 かくかくしかじか...


  剱介『つまりなんだ...そのサクマって奴が君をホッケーゲームに強く誘って

     君は自信がなくて恥ずかしがっていたと...

     で、それを俺がナンパ野郎だと勘違いしたと』

  少女『すみません!すみません!』

 サクマ『なんか申し訳ない...』

 サクマと呼ばれた青年と少女が剱介に謝る。少女は何度も頭を下げている

  剱介『あーもう大丈夫だから....うん...大丈夫』

 そういってフラフラと立ち去る剱介

 サクマ『なんか本当申し訳ない事しちゃったなぁ...』

  少女『サクマのせいだよぉ!ばかぁっ!!』